2024.01.26 お役立ち情報

認知症の認知機能の低下などにより日常生活能力の低下がおこります。
この場合、ご家族等による介護が必要な状態となります。
介護は、様々な介護保険サービスなどでサポートが可能だと思われます。
しかし、認知症に伴うBPSD(周辺症状)による介護抵抗や暴言、易怒性、興奮、徘徊、抑うつ、不眠などはご本人や介護者にも多大な負担がかかります。
このような状態になると、適切な介護サービスが受けづらくなり自宅や施設などでの介護の継続が難しい場合があります。
上記のような認知症によるBPSD(周辺症状)がある場合には、精神科や老年精神科の認知症の専門医のいる病院への受診をお勧めします。
そこで、診察や診断をうけ外来治療にて症状の緩和を図るため薬剤調整など検討されます。
その後も症状の改善がなく医師が入院が必要、またはご家族が入院を希望される場合には入院加療が検討されます。
入院加療によりお薬等の調整や作業療法等により症状の緩和が期待できます。
BPSDなどが落ち着かれれば、ご自宅や施設サービスへの移行も可能となります。
(認知症で入院を検討する場合)
・認知症のある高齢者の方で、精神・行動面に症状がある方(易怒性、興奮、大声、抑うつ、不眠、介護抵抗などのBPSD)
・レスパイトケア・・ご家族の介護負担が多大など一時的に入院しご家族の負担を軽減する

当院では認知症専門医による診断や治療が可能ですので、認知症についてお困りの際は是非ご相談ください。
副理事長 加藤 豊文
精神科医
精神保健指定医
認定産業医、精神科専門医・指導医(日本専門医機構)
認知症診療医(日本精神神経学会)
認知症臨床専門医(日本精神科医学会)
認知症サポート医
老年精神医学会認定医
臨床研修指導医
児童思春期精神医学対策講習会スタンダードコース終了(日本精神科病院協会)
児童思春期精神医学対策講習会アドバンスコースⅠ終了(日本精神科病院協会)
産業保健アドバイザー
名古屋平成看護医療専門学校 看護学科 非常勤講師
| 専門分野等 | 精神医学一般、うつ病リワーク、認知症 |
|---|---|
| 所属学会 | 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本老年精神医学会、日本アロマセラピー学会 MCT-J(メタ認知)ネットワーク会員など |
More Information
Publications
当院理事長 加藤鈴幸医師と副理事長 加藤豊文医師の著書が出版されました。
全国の書店またはAmazon等のオンライン書店でご購入いただけます。