精神科・心療内科の治療において入院治療が必要になる時があります。
今回は、いくつか入院したほうが良いケースをご紹介いたします。
目次
(1)自傷や他害の可能性がある時
病気の種類にかかわらず他人や家族を傷つけたり、
自殺の可能性がある場合です。
このような場合は、本人の安全保護を目的として
できるだけ可及的速やかに入院治療が必要となります。
(2)食事などが食べられなくなった時など
統合失調症やうつ病、認知症などで
食事がほとんど入らず、
体重が減少し、
身体的にも衰弱している場合などがこれにあたります。
(3)幻聴・被害妄想が悪化している時
統合失調症で幻聴や被害妄想がひどくなり
「日常生活がうまくできない」、
「生活が怖い」といった場合。
(4)認知症で周辺症状が悪化し介護できないとき
認知症のBPSDにより暴言や暴力行為、
易怒性などある場合で介護ができないとき
(自宅や介護施設どちらでも)
(5)うつ病や適応障害で休養したいとき
うつ病や適応障害などで休職や休学しているが
家ではゆっくり休めない、
生活リズムがみだれてしまうときなど。
入院が必要か迷ったら専門家へ相談を
上記に挙げたケース以外にも様々な状況が考えられますが、
入院治療が必要かどうか分からない場合は、
主治医に一度ご相談することをおすすめいたします。
衣ヶ原病院では、
様々な状況および疾患に対応した入院環境をご用意しております。
興奮や暴力行為など急性の精神病症状や
うつ病などで自殺企図がある場合(急性期病棟)、
認知症症状がひどく介護できないとき(高齢者認知症病棟)、
うつ病などの休養目的での入院(ストレスケア病床)など。
まずはお気軽にご相談ください