~職場復帰の流れにおけるリワーク利用の検討~

 

うつ病や適応障害の症状は休養加療や投薬治療により徐々に改善を期待できますが、復職については十分な準備が必要となります。

休養にて症状は回復しても仕事の状況下ではまだまだ不十分な状態が多いです。

復職を急ぐ気持ちもわかりますが、復職がゴールではなく復職して再休職せずに仕事を長く続けられることが目標となります。

そのためには、リワーク(復職)プログラムを利用することがとても近道となります。

 

リワーク利用の意味は?

 

①体力づくりと復職準備のためのリワーク参加

 

うつ病や適応障害などで1か月以上休養すると、気分は改善していきますがそれとともに体力も落ち生活リズムも乱れることがよくあります。

気分が改善し、職場復帰への意欲がでてきたら再休職予防のため準備をしていくことが必要です。

そのためには、職場へ通勤するのと同じような睡眠覚醒リズムに戻すことや、毎日通勤できるような体力づくりが必要です。リワークプログラムに参加することにより朝の出勤の練習になります。

また、うつ症状や意欲が改善しても処理能力や理解力、集中力、注意力等が今どのような状態かを確認するためリワークプログラムに参加してそのプログラムの内容を理解、こなせるかの確認することができます。

リワークプログラムの内容は、事務系のオフィスワークや工場系現場の方にはライン系作業などを行ったり、運動プログラムもあります。

また、メンタル不調にならないためには、仕事をする上での対人関係スキルも必要とされます。リワークプログラムでは、集団でのプログラムなどの活動を通して対人スキル等(アサーション)も学んでいきます。

リワークプログラムは、職場復帰の模擬出勤としての役割とリワークプログラムを通して「どうして休職に至ったか?」についての理解および今後の対策を気づき学ぶことが目的となります。そのうえで、集団での認知行動療法などを介して対応策なども検討していきます。

人の中でのこのようなプログラムは、職場に近い状況で行われるリワークプログラムに参加しないとできない体験です。

(リワークプログラムは、医師、心理師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士など多職種で行われます。リワークプログラム平均利用期間は4~6か月程度といわれます)

 

 

②復職前の職場との面談

 

復職時には、職場復帰可能のOKが主治医から出るととそれに応じて、産業医や保健師、職場上司等との面談があります。そこで、症状の改善の確認と今後の仕事内容の確認、就業制限の必要性など検討されます。

この面談では、患者さんが職場復帰しても本当に大丈夫か?復職準備ができているか?が職場側の立場から検討されます。

そのためにも、どうして休職に至ったか?をリワークプログラムを通して自分自身の考え方のクセや対策、問題について向き合っておくことが大切となります。

リワークプログラムを通じて十分な自己理解が得られていればスムーズな復職が可能となります。

 

復職に関するお悩みやリワークのご相談は専門家へ

このように、うつ病や適応障害などの気分障害の復職にあたっては、再休職や症状の再燃を防ぐためにもリワークプログラムを利用した復職準備が必要です。

当法人では、衣ヶ原病院ではリワークプログラム(デイケアで6時間)とみよしメンタルクリニックでリワークプログラム(ショートケアで3時間)を行っております。

当院通院の患者様が優先ですがリワークプログラム参加のみの他院通院中の患者様も受け入れておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

>リワーク(リワークプログラム)のご紹介